戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」―二段階革命理論と憲法   

2011年 08月 31日

戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」―二段階革命理論と憲法/田中 英道/展転社/2011


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◆BOOKREVIEW ◆書評
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 戦後史観概括に目から鱗の視点、在米日本人共産主義らも加わった謀略
   日本解体のオリジナル・シナリオはOSSによって練られていた

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田中英道『戦後日本を狂わせたOSS日本計画』(展転社)
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 副題は「二段階革命理論と憲法」とある。
悪意と革命思想に犯された悪魔のごとき連中が立案した、日本を占領する側の日本解体という酷薄な意図が白日の下にさらされた。
米国は最初から途方もない日本解体計画を立案していたのである。
FDR(フランクリン・ルーズベルト大統領)自身も大いに怪しいが、この大統領の周囲を囲んだのは共産主義者だった。ルーズベルト自身が隠れ共産主義者だったと言われ、あらゆるルートを通じての当時の和平工作は、じつは茶番だった。
戦後日本を占領したのはGHQだが、その前身組織はOSS(米国戦略情報局)である。日本を狂気の混乱と退廃に導く彼らの陰謀はOSS文書の中で明らかにされた。

「戦後憲法は米国から押しつけられた『お仕着せ憲法』であり、日本の伝統的な価値観がそこに反映されていない、というのが保守論壇で多くの識者が指摘してきた見解」だが、として田中氏は次のように続ける。
「当時の米国は戦後の米国とは異なり、異常な状態」だった。つまりGHQの前の段階で、すでにOSSという「諜報組織があった」。
「これこそが戦後レジームの基礎となった日本国憲法は社会主義憲法の第一段階として位置づけられて制定されたもの」だ。
しかもそのOSSの謀略は在米日本人が構成員でもあり、札付きの共産主義陰謀家多数が絡んでいた。
OSSに関して個人的なことを言えば、四半世紀ほど前にレイ・クライン(元CIA部長)の『CIAの栄光と挫折』(学要所棒)の翻訳作業を手伝ったときに、評者(宮崎)は初めて、その存在を知った。
GHQ内部の対立、占領政策初期と後期の米国の対日戦略の変化などについては、我が師・林房雄が『随筆池田勇人』に書いたので、その概括は認識していたつもりだったが、本書を読んで、改めて瞠目する指摘ばかりだった。
これは目から鱗という意味で東中野修道氏の南京大虐殺がなかったという証明、黄文雄氏の孫文がペテン師だったいる歴史概括、西尾幹二氏のGHQ焚書図書のまとめ、評価など、エポックメーキングな労作に並ぶ重要な作品である。
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by seikouudokunohito | 2011-08-31 06:48 | 書評 歴史 | Comments(0)

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