人生を楽しむコツ   

2011年 05月 20日

人生を楽しむコツ/谷沢 栄一、渡部昇一/PHP研究所/1996

知的養生訓の本である。

内容は、思想とか哲学とかを気取らず、ざっくばらんに、古今東西の著名人や知識人を題材として扱い、あまりカネや地位に執着しない生き方、すなわちデフレ時代をさわやかにスマートに生き抜く知恵の本だと思う。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-20 07:40 | 書評 知的生活 | Comments(0)

ユーモア大百科   

2011年 05月 20日

ユーモア大百科/野内良三/国書刊行会

タイトルどおりの本である。
そして、真面目にユーモアについて扱った本である。
前書きだけ読んでも高度な哲学書と変わりない水準となっており、850件ものジョークも付属している。
しかし、このユーモアだけで満足してはいけない。
この本は、言葉が介在するユーモアという世界を物差しで測るように定義し、分類しているからだ。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-20 07:39 | 書評 ユーモア | Comments(0)

知的生活の流儀―人生の深め方について   

2011年 05月 20日

知的生活の流儀―人生の深め方について/谷沢 永一 山野 博史/PHP研究所

内容の紹介だけで解説は不要だろう。

こういう生き方が理解できる人に、おすすめしたい本である。


http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4569601499.html

自分の世界を掘り下げる、そんな時間を持っていますか?「知的生活の達人」に学ぶ生き方案内。



第1章 まっすぐに学ぶ
第2章 しなやかに語る
第3章 すこやかに食べる
第4章 世間を見つめる
第5章 静かに励ます
第6章 ほがらかにくらす
第7章 知性をおそれる
第8章 ひたすらに読む
第9章 好きな道を歩む

  読書から得られる人生の叡智とは何か。開高健、辻静雄、河盛好蔵、三宅雪嶺などの人生論の名著から、そのエッセンスを鋭く読み抜く。  知的生活にはルールもマニュアルもない。必要なのは、対象となる物事に深く踏み込んでいく挑戦心と、飽くことなく追求する執着心である。それを極めていくことが、その人の人生を掘り下げ、時流に揺らぐことのない、誇りある生き方を創造するのである。本書は、そのような、独自の知的生活を貫いた人々をケース・スタディとして取り上げ、読者の知的好奇心、想像力を刺激する対論である。話材として登場するのは、斎藤秀三郎、開高健、吉行淳之介、辻静雄、河盛好蔵、阿久悠、木下夕爾、田中冬二、淀川長治、田辺聖子、林達夫、松田道雄、森銑三、柴田宵曲、長澤規矩也、三宅雪嶺と、各々のスタイルを確として持っている16人。読書の世界に通ずる、著者ならではの人選で、いずれも、とっておきの本物ぞろいである。騒がしい世の中ではあるが、いつの時代でも、人は、自分の世界を深めて行くことに無上の幸福を感じる。その境地へのいざないの一冊である。 
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# by seikouudokunohito | 2011-05-20 07:38 | 書評 知的生活 | Comments(0)

徒然草   

2011年 05月 17日

長らく、本棚で埃をかぶっていた受験参考書の一つに徒然草があった。
ほとんどの受験参考書は、廃棄したのであるが、この本だけは廃棄の機器を乗り越え、この度、約40年ぶりに読み直す決心をした。
40年前は受験参考書としてだった本が、これからは教養書として生き返るのである。

ブログで徒然なるままに書かれている方には、発想のネタ本にはなるだろうと思う。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-17 10:20 | 書評 人生論 | Comments(0)

生き方の美学   

2011年 05月 17日

生き方の美学/中野孝次/文春新書/1998

高級官僚に係わるさまざまの不祥事、金融問題における金融機関経営者の数々の責任転嫁発言などなど、今や日本はその経済社会発展を支えてきた勤勉意識、や倫理観が社会全体から急速に失われつつあり、そのための歯止めとして尊敬に値する先人の事例を掘り起こし、紹介したいという動機で本書は書かれている。


この中で特に、注目すべきは、幕末三舟の一人、高橋泥舟の話である。
彼は、鳥羽・伏見の戦いに敗れたのち、将軍徳川慶喜に恭順の意を説き、その身辺の警護にあたり、江戸城無血開城の使いに選ばれたが、自分は将軍を護る役に志願し、明治維新後は隠棲したのである。

日本の経済発展の原動力は勤勉意識や倫理観ではなく、そういうものはもとも日本という風土に存在しなかったと思う人は、読む必要はないが、どの時代にあっても不正や不祥事や責任転嫁はあり、そのような悪しき風潮にたった一人で立ち向かった勇気ある先人の生き様をクスリとしたい人にお勧めしたい本である。

開国後、わずか100年近くで世界の経済大国になった我が国の指導者層に綻びが目立つのは、なんとも残念である。

地位や所得にとらわれず、己の生き方を極めるのは、人生の理想の姿ではないのだろうか?
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# by seikouudokunohito | 2011-05-17 10:18 | 書評 人生論 | Comments(0)

格言集/La Rochefoucauld   

2011年 05月 17日

格言集/La Rochefoucauld/関根秀雄訳/白水社/1998

1949年に翻訳刊行され、1962年に改訳されたもののが1988年復刊された。

(岩波文庫でも最近復刊されたがやや文語調表現が多い)

著者ラ・ロシュフコーは公爵であり、騎士であり、モラリストであった。

本書は凝縮された言葉の短文の集合体で構成されており、取扱っている内容は、我々が遭遇する現実においてしばしば見逃されている事象の本質そのものであり、それらの大半は、著者の実体験に対する自己の心理分析(実際は不運続きの人生だった)の結果であると思われる。

また、本書は、この手の本にありがちな思い上がりと自己主張をかなり抑制しており(本書の改訂毎に著者自らの判断で削除された格言も存在する)、この点が本書が時代や国境を越えて読み継がれる理由であると考えられる。

人生論として見ても示唆に富む点が多い。

なお、この時代にデータベースソフトがあれば、異なる編集方針になった可能性がある
ことを指摘しておきたい。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-17 10:17 | 書評 人生論 | Comments(0)

賢者の教え   

2011年 05月 17日

賢者の教え/Baltasar Gracian/加藤諦三訳/経済界/1993

世界最強の処世訓と宣伝のとおり、俗世間や人間関係の本質を鋭くついた本である。

どの時代においても、どのような環境においても人間の動機、心理、行動はあまり変わらないものであることを思い知らされる。

人に騙され、人をが信じられなくなった人は、この本を判断の拠り所とするのがいいと思う。

が、それ以上に、他人との係わりをどう前向きに処理しようかと考えて読む方が健全な読書法と言えるであろう。

読む人のおかれた状況や読む目的によって受け取り方が変わるかもしれない本と言えるかもしれない。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-17 10:15 | 書評 人生論 | Comments(0)

新編悪魔の辞典   

2011年 05月 17日

新編悪魔の辞典/Ambrose Bierce/西川正身訳/岩波文庫/1997


初めて本書のタイトルを見てびっくりし、タイトルに惑わされ本書を誤解する人が多い可能性がある本である。

表面的には冷笑家用語集である。しかし、内容は深い思索に裏付けされた世界を創り出しており、宗教、文化、慣習は異なっても人間社会の本質はこんなところにあるのかと気づかせてくれる面がある。

この本を読んだ当初は、世の中をわかった評論家気分になったり、世の中を斜めに見てしまう危険性があるが、ある事象について、常識的にはこういう現象なり状況を指しているが、こういう一面もあるというふうに読むことで、アクテイブな活用が可能であり、知的生活のよきツールとなる可能性を秘めている。

この本に触発されて、自分なりの辞書を創るのもいいと思う。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-17 10:14 | 書評 人生論 | Comments(0)