ビジュアル版 対訳武士道   

2011年 05月 16日

ビジュアル版 対訳武士道 /新渡戸稲造/三笠書房

新渡戸稲造が書いた「武士道」はいくつかの出版社から発売されている。その中で、最もおすすめなのがこの対訳本である。

理由は、もともとこの本が英語で出版された本だからである。

この本は、誇り高い日本人の武士道精神を解説している。
武士道は、日本が明治維新を成功させ、いち早く近代国家の仲間入りできた日本人のものの考え方の原点である。

この本は、当時の欧米でベストセラー入りし、新渡戸稲造は国際連盟の事務次長として活躍した。
そして、この本の価値は、若い頃はわからなないが年を経るごとに凄みが増す点にある。

日本人の誇りとして親から子に読み継がれるべき本だと思う。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-16 22:13 | 書評 哲学 | Comments(0)

現代倫理学入門   

2011年 05月 16日

現代倫理学入門/加藤尚武/講談社学術文庫/1997


もともと放送大学用の教材として書かれた本であるが、内容は教科書という次元のものではなく、なかなかどうして味わいのあるものに仕上がっており、一度読んだだけで本棚行きにはならない本の一つである。

この本は、15もの今日的な倫理的な命題を取扱っており、その命題に関する現代における価値観の中から最適な結論を見出すための論理手法として、歴史に名を残したさざまの哲学者の手法を駆使することに成功している。

ともすれば、この手の本は現実社会との係わりを忘れ、難解な表現を多用し独善的かつ自己満足に陥りやすい傾向にある中で、明解かつ普通の人にわかる言葉で纏めてある点は、著者の面目躍如と言えるであろう。

この本は、真面目に読めば読むほど、この本に書いてあることの意味の重さを知ることになる、実に玄人向けの本である。
社会的に重要な事業に取り組んでいる人は、事業の推進と同様、何がしかの社会哲学を探究を志すことになるはずだが、そういう人にお薦めしたい本である。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-16 21:56 | 書評 哲学 | Comments(0)

「武士道」解題   

2011年 05月 16日

「武士道」解題 / 李登輝 / 小学館文庫

新渡戸稲造の本の解説本とみられているが、部分的はそうではない。
新渡戸稲造の本の価値を正しく理解していない、武士道精神を忘れ脱け殻となってしまった日本人全体に対する叱咤激励の書であると考える。

実は、恥ずかしながら、私も「武士道」の本を一冊持っている。だが、本家本元の本の方はなんともとらえどころがない部分があり、途中で投げ出してしまったといった方がいい。

ところが、この「武士道」解題を読むことで、新渡戸稲造の書いた動機と意図が理解しやすくなるのは不思議なものである。
なんだ、そういうことだったのか。そういう経緯があったのかと思うことが、この本の随所に書かれている。
今となっては、この「武士道」解題 を先に読みたかったが、本家本元の方を買ったときに、まだ解題の方は発売されていなかったが、今は、解題の方から読めるのは大変ありがたい。

なお、この本は、社会を背負って立つ意欲がある、大学生~30歳代の方に読んで頂きたい本である。

日本は今、自虐史観に支配される社会となってしまったが、日本人の心の拠り所ともなる、この本の存在を知っていただき、一人でも多くの気骨ある日本人が育つことを祈念する次第である。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-16 21:55 | 書評 哲学 | Comments(0)

新しい哲学を語る   

2011年 05月 16日

新しい哲学を語る/梅原猛 稲盛和夫/PHP文庫

タイトルと著者と見ただけで、内容の大凡の推測がつく本である。

また、稲盛氏が、民主党のブレーンの一員として日本航空の再建を担うこともあり、私は興味深く目次に目を通した。
全体は、梅原氏と稲盛氏の対談という形で展開されている。

内容、まず、小泉批判から始まる。
そして、第一章は「日本の指導者たちの道徳が頽廃している」で終わる。

さて、この著者に私は問いたい。
今の民主政権での、道徳のなさは、自民党政権以上である。自民党政権時代は、公職選挙法違反や政治資金規正法違反に対して、それなりの処分があったが、民主党政権では皆無である。
鳩山首相や小沢幹事長の対応を見ていると、居座って何が悪いと、開き直りさえ感じる次第である。

実は、この本は、あるコンサルタントが良書としてすすめてくれたので購入した本である。
だからこそ、稲盛氏には、この本を書きなおして再校願いたいのである。

もちろん、自民党議員の批判も民主党議員の批判もしながら本を書いてもらいたいのである。そして、本を書きながら、民主党閣僚を、この本に書いてある論調で叱責いただきたいのである。

という訳で、この本はほとんど目を通さずに、古本屋行きとした。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-16 21:53 | 書評 哲学 | Comments(0)

言志四録   

2011年 05月 16日

言志四録/佐藤一斎/岬龍一郎編約/PHP研究所

この本は、政治家、経営者の本である。
小泉元首相が引用したり、田中真紀子外相に本をプレゼントしたことで、佐藤一斎は有名になった。
そして、田中真紀子が佐藤一斎の本をどう評価したかもしっかり書いてある。
大臣になる人は、読む価値がある本だ。

佐藤一斎の言志四録の抜粋版だが、字が大きくとにかく読みやすい。
現代語でわかりやすく書いてあるので、最初に買うならこの本がいいと思う。

読んでまず最初に驚くのは、こんな素晴らしい方が、日本にいたことだ。

日本哲学の源流に位置する本だと思う。
日本人の聖書といってもいい本かもしれない。

まずは、少しずつでもいいので、読み進めることをおすすめする。

そして、良質なブログであればこの本の次元を目指したいものだ。
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# by seikouudokunohito | 2011-05-16 21:52 | 書評 哲学 | Comments(0)