カテゴリ:書評 ビジネス( 29 )   

自分の品格   

2012年 06月 16日

自分の品格/渡部昇一/三笠書房/2008

渡部昇一先生による処世術心構え本である。
歴史上の偉人の素行などを紹介しつつ、人としてあるべき品格についてさりげなく述べている。うっかりすると読み過ごししかねない書きぶりである。

ただ、内容的に物足りなさが気になる。
それは、心構えに視点をおいたスタンスで書かれているためだ。

私としては、第一章で語られている、卑屈と高慢というテーマに焦点を当てて書いてくれた方がよかった。

なお、高慢という言葉の意味を、悪い意味ばかりではなさそうだとスタンスで書いている人は、渡部昇一先生のほかにあまり見当たらないことは記憶しておくべきだろう。
[PR]

by seikouudokunohito | 2012-06-16 13:40 | 書評 ビジネス | Comments(0)

技術と人間の倫理   

2012年 01月 08日

技術と人間の倫理/加藤尚武/NHK出版/1996

技術者向けに書かれた本である。
製品の設計、制作、運営、保守に関して、倫理上迷うことがあったら、この本を読みながら製品はいかにあるべきか、技術者としていかにあるべきか判断する際のヒントが本書にはあると思う。
また、著者は他にも多くの本を出しており、ホームページなどでも著述を公開しているので関心ある方は一読をおすすめする。

・加藤尚武のホームページ(京都大学)
http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/kato/

・加藤尚武のホームページ(鳥取環境大学)
http://misc.kankyo-u.ac.jp/~kato/

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E5%B0%9A%E6%AD%A6
単著 [編集]『ヘーゲル哲学の形成と原理――理念的なものと経験的なものの交差』(未來社 1980年)
『ジョーク哲学史』(河出書房新社、1983 のち文庫 1988年)
『バイオエシックスとは何か』(未來社 1986年)
『21世紀への知的戦略――情報・技術・生命と倫理』(筑摩書房 1987年)
『ジョークの哲学』講談社現代新書 1987年)
人間通になるためのことわざ学入門 PHP研究所 1988.11
世紀末の思想 豊かさを求める正当性とは何か PHP研究所 1990.7
『形の哲学――見ることのテマトロジー』(中央公論社 1991年)、「「かたち」の哲学」岩波現代文庫、2008年 
『環境倫理学のすすめ』丸善ライブラリー 1991年)
『哲学の使命――ヘーゲル哲学の精神と世界』(未來社 1992年)
『ヘーゲルの「法」哲学』(青土社 1993年)
『進歩の思想・成熟の思想――21世紀前夜の哲学とは』(PHP研究所 1993年 講談社学術文庫 1997年)
『21世紀のエチカ――応用倫理学のすすめ』(未來社 1993年)
『倫理学の基礎』放送大学 1993年)
『応用倫理学のすすめ』(丸善ライブラリー 1994年)
『倫理学で歴史を読む――21世紀が人類に問いかけるもの』(清流出版 1996年)
『技術と人間の倫理』(日本放送出版協会・NHKライブラリー 1996年)
『現代を読み解く倫理学 応用倫理学のすすめ2』(丸善ライブラリー 1996年)
『現代倫理学入門』講談社学術文庫 1997年)
『20世紀の思想――マルクスからデリダへ』PHP新書 1997年)
『脳死・クローン・遺伝子治療――バイオエシックスの練習問題』PHP新書 1999年)
『子育ての倫理学――少年犯罪の深層から考える』(丸善ライブラリー 2000年)
『応用倫理学入門――正しい合意形成の仕方』(晃洋書房 2001年)
『価値観と科学/技術』(岩波書店 2001年)
『先端技術と人間――21世紀の生命・情報・環境』(日本放送出版協会・NHKライブラリー 2001年)
『見えてきた近未来/哲学――私の最終講義』(ナカニシヤ出版 2002年)
『合意形成とルールの倫理学 応用倫理学のすすめ3』(丸善ライブラリー 2002年)
『戦争倫理学』(ちくま新書 2003年)
『新・環境倫理学のすすめ』 (丸善ライブラリー、2005年) 
『現代人の倫理学』 丸善 2006年
『教育の倫理学』 丸善 2006年
『資源クライシス だれがその持続可能性を維持するのか?』 丸善 2008年
『合意形成の倫理学』(現代社会の倫理を考える 第16巻)丸善 2009年
共著 [編集](加藤尚文)『トポスとしての家――回答せよ昭和』(三一書房, 1986年)
編著 [編集]『ヘーゲル「精神現象学」入門』(有斐閣, 1983年)
『環境と倫理――自然と人間の共生を求めて』(有斐閣, 1998年/新版, 2005年)
『ヘーゲル哲学への新視角』(創文社, 1999年)
『ヘーゲルを学ぶ人のために』(世界思想社, 2001年)
『図解スーパーゼミナール環境学』(東洋経済新報社, 2001年)
『人間と地球の未来を考えるための30のヒント』(丸善, 2001年)
『共生のリテラシー――環境の哲学と倫理』(東北大学出版会, 2001年)
『地球環境時代のIT読本――よくわかる情報技術のしくみと原理』(丸善, 2002年)
『他者を負わされた自我知――近代日本における倫理意識の軌跡』(晃洋書房, 2003年)
『ハイデガーの技術論』(理想社, 2003年)
『環境再生・共生を考えるための31のヒント』(丸善, 2004年)
共編著 [編集](飯田亘之)『バイオエシックスの基礎――欧米の「生命倫理」論』(東海大学出版会, 1988年)
(安井邦夫・中岡成文)『ヘーゲル哲学の現在』(世界思想社, 1988年)
(坂部恵)『命題コレクション哲学』(筑摩書房, 1990年)
(久保陽一・幸津国生・高山守)『ヘーゲル事典』(弘文堂, 1992年)
(松山寿一)『現代世界と倫理』(晃洋書房, 1996年)
(加茂直樹)『生命倫理学を学ぶ人のために』(世界思想社, 1998年)
(松山壽一)『叢書転換期のフィロソフィー(3)科学技術のゆくえ』(ミネルヴァ書房, 1999年)
(滝口清栄)『ヘーゲルの国家論』(理想社, 2006年)
訳書 [編集]ローベルト・ハイス『弁証法の本質と諸形態』(未來社, 1970年)
エルンスト・マッハ『認識の分析』(法政大学出版局, 1971年)
フェッチャー『ヘーゲル――その偉大さと限界』(理想社, 1978年)
リュディガー・ブプナー『弁証法と科学』(未來社, 1983年)
リュディガー・ブプナー『現代哲学の戦略』(勁草書房, 1986年)
クェンティン・スキナー編『グランドセオリーの復権――現代の人間科学』(産業図書, 1988年)
H・T・エンゲルハート『バイオエシックスの基礎づけ』(朝日出版社, 1989年)
J・L・マッキー『倫理学――道徳を創造する』(晢書房, 1990年)
G・W・F・ヘーゲル『懐疑主義と哲学との関係』(未來社, 1991年)
ジョナサン・グラバー『未来世界の倫理――遺伝子工学とブレイン・コントロール』(産業図書, 1996年)
ミリャード・シューメーカー『愛と正義の構造――倫理の人間学的基盤』(晃洋書房, 2001年)
[PR]

by seikouudokunohito | 2012-01-08 10:08 | 書評 ビジネス | Comments(0)

「良い仕事」の思想 新しい仕事倫理のために   

2012年 01月 08日

「良い仕事」の思想 新しい仕事倫理のために/杉村芳美/中公新書/1997

悪い本ではないが、全部書き上げてから出版社に持ち込まれた本ではない。出版社が執筆機会を与えてくれたとあとがきに書いてある。

だから、文体が重たいのである。やっとというかなんとかまとめ上げた感があるのはそのためであろう。

自分から自主的に書いた本なら、まえがきぐらいありそうだがそれもない。

読んで参考になる頁は、
良い仕事の「三つの目的・機能」162~163頁
「良い仕事」の条件207~209頁

少なくとも企業人が読んで役にたつとは思えない。

最後に、こういうテーマは、学者しか社会経験がある人ではなく、社会変革実績と経験ある民間人に執筆させるべきだと思う。本書については出版社側の企画ミスを指摘する次第である。


アマゾンのブックレビューから
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E8%89%AF%E3%81%84%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%B3%E2%80%95%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E4%BB%95%E4%BA%8B%E5%80%AB%E7%90%86%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9D%89%E6%9D%91-%E8%8A%B3%E7%BE%8E/dp/4121013816/ref=sr_1_5?s=books&ie=UTF8&qid=1325981406&sr=1-5

5つ星のうち 2.0 労働に関する学術研究書。実践的ではない。, 2004/7/10
By くりぴょん (中国上海市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー) レビュー対象商品: 「良い仕事」の思想―新しい仕事倫理のために (中公新書) (新書)
 私の知識が足りなかったのか、非常に読みにくく、頭に入らない
本でした。どうしたら、いい仕事ができるのかというのは私の日々
考えているテーマです。プロフェッショナルで皆に認めてもらう
ような仕事を通じて、自分をレベルアップしていきたいと常に思って
います。
 そのような気持ちでこの本を読んだのですが、労働に関する
これまでの著作の紹介がメインで、筆者の考えが前面には出ていない
気がしました。
 学術的な文献であり、私のように実践レベルの仕事の哲学を求めて
いた人間にとっては、すこしずれがあり実用的ではありませんでした。
[PR]

by seikouudokunohito | 2012-01-08 09:18 | 書評 ビジネス | Comments(0)

人生最高の目標 自己実現の方法   

2011年 12月 30日

人生最高の目標 自己実現の方法 /Samuel Smiles/竹内均訳/三笠書房/1989

本書は、スマイルズが書いた「向上心」の後半部分である。

なお、後半のテーマは「人望」である。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 19:43 | 書評 ビジネス | Comments(0)

向上心   

2011年 12月 30日

向上心/Samuel Smiles/竹内均訳/三笠書房/1987

自助論に次ぐ、スマイルズの好著である。
あとがきにて、訳者は英国のジェントルマンシップについて解説した本だとの指摘がある。

優れた本には違いないが、こういう本を読む前に、日本人として日本精神や武士道に関する本は読み終えておくべきだと思う。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 19:35 | 書評 ビジネス | Comments(0)

自信が湧き出る言葉   

2011年 12月 30日

自信が湧き出る言葉/邑井操/知的生き方文庫/1990

シベリア抑留経験があり、引き揚げ促進運動につくした昭和 時代 後期 の 評論家による本である。
本書は、全部で100項目から構成され、なるほど!、そうか!と思える箇所がある。
誇り、プライドの持ち方、逆境時の心の有り様について示した優れた修養書である。

特に、逆境にある方に読まれんことをおすすめする。生き方を変えるきっかけが見つかるかもしれないからだ。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 18:46 | 書評 ビジネス | Comments(0)

どうすれば最高の生き方ができるか   

2011年 12月 30日

どうすれば最高の生き方ができるか/ノーマン・V・ビール/謝世輝訳/知的生き方文庫/

自分の可能性を信じ、向上心と信念を持って挑戦せよという趣旨のことが書かれた本である。

著者の経歴、業績紹介があれば、読む態度が大きく変わりそうな本である。
失意の時に読むのがいいかもしれない。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 17:01 | 書評 ビジネス | Comments(0)

自分を鍛える   

2011年 12月 30日

自分を鍛える/ジョン・トッド/渡部昇一訳/知的生き方文庫/1985


この本の良さはあとがきにある。
訳者渡部昇一氏は、あとがきにてこの本を知ったきっかけを説明し、著者の経歴、業績、読書案内を紹介している。

訳者がここまでするのは珍しいが、充実しているあとがきであることから素直に良書だと認めざるを得ない。

それゆえ、私は本文を読む前に、あとがきをしっかり読むことをおすすめしたい。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 16:38 | 書評 ビジネス | Comments(0)

自己創造の原則   

2011年 12月 30日

自己創造の原則/ジョージ・ウエインバーグ著/加藤諦三訳/知的生き方文庫/1987

自分に自信がない人向けの本ではないかと思う。
書いてあることはもっともなことばかりである。

ひょっとすると社会学専攻でありながら社会心理学者と称する加藤諦三のネタ本かもしれない。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-30 16:18 | 書評 ビジネス | Comments(0)

ビジネス戦場学   

2011年 12月 22日

ビジネス戦場学/柘植久慶/中公文庫/1996

ビジネスと名がついているが、内容的には情報戦マニュアルだと言ってよい。

特に、第二章「情報戦をいかに生き抜くか」、第三章「言葉こそ最大の護身術である」などは読んで参考になる点が多いと思う。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-12-22 21:21 | 書評 ビジネス | Comments(0)