カテゴリ:書評 学問( 8 )   

うひ山ぶみ 本居宣長   

2015年 01月 31日

うひ山ぶみ 本居宣長

古典文学の入門者の解説書。
講談社学術文庫の白石良夫のものを読んだが、現代訳の良さもさることながら、冒頭の訳者解説が実に面白い。
本居宣長が現代に生きていたらこう書いていたのではないかと思われるくらい、本居宣長になりきっている。

本居宣長は、「からごころ」という言葉は、中国かぶれと皮肉って使っている。古学者も同じ意味で使うのだそうだ。
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by seikouudokunohito | 2015-01-31 16:00 | 書評 学問 | Comments(0)

独学のすすめ   

2011年 05月 24日

独学のすすめ/谷川健一/晶文社/1996

それぞれの分野で知的生産技術の大家である、南方熊楠、柳田國夫、折口信夫、吉田東伍、中村十作、笹森儀助の生き様とその巨人たる所以を紹介している。

そして、これらの巨人たちの常人を超えた能力と努力にただただ感嘆するのだ。

さて、この本のあとがきに、「自分で学びとる精神が日本人の誇りを回復させる力になる」との記述がある。
歴史教科書に書いてあるから真実であるなどと疑わない人ばかりの時代ではあるが、どの分野について学ぶ場合であっても自分の目で確かめ判断することくらいは最低限の努力としてなすべきことであることは言うまでももない。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 10:45 | 書評 学問 | Comments(0)

最強の英語上達法   

2011年 05月 24日

最強の英語上達法/岡本浩一/PHP新書/2002

この本は、私が知る限り最強の英語勉強法の本である。
惜しげもなく、著者が編み出し実践した勉強法が随所に書いてある。
その辺の「超」なんとか術の本とは比べ物にならない別格の本なのだ。

かつて、私も受験英語以外に仕事上の必要に迫られて、英会話を集中的に、延べ3年間近くやったことが
あった。
努力した割に上達しないときに何かいい方法がないか一人思い悩んだものだった。
そのときにやったことは、ビデオ録画、ラジオニュースのテープを何度も聞き、自分なりのノートをつくり反復練習することだけだった。

高いレベルで英語を勉強したい方は、この方のやり方を参考にしてみるとよいと思う。

かくいう私も英語を勉強し直すときは、真っ先にこの本を読み直すつもりである。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 10:24 | 書評 学問 | Comments(0)

大人のための勉強法   

2011年 05月 24日

大人のための勉強法/和田秀樹/PHP新書

かなり売れた本である。
私もタイトルにつられてつい買ってしまった。

一度読み、途中で読むのをやめた。

勉強法の本なのか精神医学者として傾向監視した結果の紹介なのか、紛らわしい点が多く、内容もさほどではなかったからだ。見出しのタイトルも見出しを一読した程度でその内容が予想できる箇所も多かった。

本来、こういう類の本は、人の本などあてにせず、それぞれが創意と工夫で編み出し、実践すべきものなのかもしれない。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 10:10 | 書評 学問 | Comments(0)

知性の磨き方   

2011年 05月 24日

知性の磨き方/林望/PHP新書/1996

主体的に物事を考える作法を身につけることを目的とした本である。
内容は、学問の愉しみ、読書の幸福、創造的遊びの視点から書かれている。

読んでみた感想としては、悪い本ではない。でもいい本だとも言い切れない。

それは文章が長いことに起因している。

私は、この手の本が嫌いではないが、こういう本を好んで読む方は、この本の見出しのタイトルに関する自分なりの所見を考え、それを文章化する前提で読まれることをお薦めする。
きっと、何らかの発見があるに違いないと思う。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 09:47 | 書評 学問 | Comments(0)

古文研究法   

2011年 05月 24日

古文研究法/小西勘一/洛陽社

私が高校時代、古文に関してはこの本の右に出る本はない言われ続けた受験参考書である。
ほかに推奨された参考書がなかったため、東大に入った人も、国立大学に入った人も私立大学に入った人もこの参考書で勉強したのは間違いない。

私も実は、この本を読んで勉強したのだが、数学や英語の勉強に手間取り、この本の良さを理解するまでに至らなかったが、再び読み返したい本ではある。

http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%A4%E6%96%87%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%B3%95-%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-%E5%B0%8F%E8%A5%BF-%E7%94%9A%E4%B8%80/dp/4844200003/ref=pd_bxgy_b_img_a
5つ星のうち 4.0 まさに研究法!, 2004/8/12
By ねじれしっぽ - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 古文研究法 改訂版 (単行本)
 本書は現在の一般の大学受験生には向きません。理由は以下のとおり。
 現在の受験参考書は本書の第一部語学的理解をメインにするものが多いようです。それもそのはず本書の第二部精神的理解、第三部歴史的理解のようなことを書くには、著者自身相当な力量が必要だからです。「はしがき」で著者が、「学者が学習書を著すことは、学位論文を書くのと同等の重みで考えられなくてはならない」と述べているように、著者である小西先生がそうとうの情熱を本書にかけたことがうかがい知れます。

 じっさい本書の第二部・第三部は受験を超えて、専門に日本文学を研究する学生が心得ておくべき内容です。(第一部も相当な詳しさで、単語集一冊をはるかに超えるレベルです)

 ですから、大学の日本文学科志望の受験生が使い、入学後も参照するにはよいでしょう。まさに研究法です!専門の学生の基礎知識、一般人が教養として持つ知識をえても、まだおつりが来るような本なのです。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 09:35 | 書評 学問 | Comments(0)

学問はどこまでわかっていないか   

2011年 05月 24日

学問はどこまでわかっていないか/堀田力/エモーチオ21/1996

現役検事時代の公的発言、おごるな上司などのベストセラー書、さわやか福祉財団理事長と、この人の発言や行動に共感を覚える人が多いが私もその一人である。

本書では、いわゆる専門家とか学者とか言われている人たちが、係わっている学問のうち、大脳生理学、心理学、経済学、国際政治学など、現代における学問としての盲点を明らかにし、多くの学問が現実社会を構成する重大な前提条件を考慮せずひたすら古典的な科学の延長線上として学問を扱うため、学問がますます現実と遊離し社会において無用の長物になっていることを痛烈に警告している。

つまり、ある意味で素人が専門家集団の見識のなさや人間力のなさを皮肉っていうことになるが、それと同時に、我々素人でも専門家や学者など、既存の権威が支配する分野においてもそれぞれの価値判断で正しく考えることにより、既存の専門家以上の成果が得られるのみならず、社会改革も不可能ではないことを示唆している。

そのような意味で、本書は、学問を生業とする人たちへの批判、たとえば、教条主義的あるいは難解な表現を多用する、生きている時代に現実化できない領域に安住したがる、自ら責任をとることを考えない傾向が強い、国家全体が困っている時は口をつぐみどうでも良い時にしゃしゃり出る、などについて、これからの学者は、自ら自分を律するほかに、学問に対する姿勢、生き方などが学問以前に重大な問題となることを想起さ
せた。

堀田氏のように、いつまでも権力に安住しない生き方、在野の立場の人間として客観的に物事が見えている、この二つの背景があってこのような本を執筆することが可能であり、堀田氏の今後ますますの活躍を期待する次第である。

これから学者を目指そうとする人、学者として行き詰まりを感じている人にお勧めしたい一冊である。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 09:34 | 書評 学問 | Comments(0)

独学のすすめ   

2011年 05月 24日

独学のすすめ/加藤秀俊/文藝春秋/1978

いわゆる軽薄な知識人にならないための必要なことが書かれた本である。

独学という言葉には、少々面食らう向きがあると思うが、学校に行かないと学問ができない人間がやむを得ず学校に行って教育を受けているのであるという著者の言葉には目を覚まされた思いがする。

勉強の基本は独学なのだ。
通信教育で勉強しているとは言っても基本は独学なのである。

そう考えると、独学を前提としてどう学習するかを考え実践した方が、近道のような気がする。

この本は、そういう目的意識を持った人のニーズに応えてくれる数少ない1冊となるはずである。
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by seikouudokunohito | 2011-05-24 09:33 | 書評 学問 | Comments(0)