カテゴリ:書評 考古学・民俗学( 10 )   

日本の神々   

2015年 10月 14日

日本の神々/谷川健一/岩波新書/1999

民俗学的視点からみた日本の神々について書かれた本。
古事記からの引用もある。
古代史が今一つ苦手な人は、一読しておく価値があるだろう。

なお、谷川健一の本は、2冊くらいしか読んだことはないが、岩波新書から出ているものについては、どれも良書ではないかと予想する。
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by seikouudokunohito | 2015-10-14 18:26 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

日本発掘! ここまでわかった日本の歴史   

2015年 10月 07日

日本発掘! ここまでわかった日本の歴史/文化庁編/朝日新聞出版/2015

考古学的な発見とその実績を、縄文時代、弥生時代、古墳時代、古代、中世に分けて考古学者がまとめた速報本。

特記事項は以下
・現在史跡に指定されている遺跡は1700を超えた
・発掘調査件数は年間8000件に達する(欧米諸国は約2000件、韓国は1000件)
・発掘調査件数が多いのは、高度な行政システムが確立、日本人の定住性の高さから自分たちの住む土地にある遺跡は、直観的に自分たちの祖先だと感じていることが、遺跡の反故に好意的な態度に繋がっている
・自然科学分析は、花粉分析、プラントイパール分析、珪藻分析、DNA分析、胎土分析、樹種同定、石材同定などが採用されている。半世紀前の主流だった放射性炭素年代測定よりも分析技術の精度が向上している
・発掘調査においては、遺跡のすべてを掘りあげず、後の時代に掘って再検証する余地を残している

考古学者たちは頑張っているのに、歴史学者たちは、慰安婦問題の捏造研究、南京虐殺捏造に声を挙げようともしない人たちばかりである。
歴史学者はいつから情けない集団になったのであろうか?
そして、考古学的な成果を歴史教科書に積極的に反映しようとしない歴史教科書執筆者の問題もある。

こういう事がかりしているから、文系学者不要論が政策課題として表面化するのである。
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by seikouudokunohito | 2015-10-07 14:42 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

日本文化の形成(上)   

2015年 02月 17日

日本文化の形成(上)/宮本常一/筑摩文庫/1994


縄文人と農耕民族を軸に著者の見解が述べられた本。
良書の類ではあるものの、根拠は示されていない情報が多く、その点、読んでいて苦痛である。
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by seikouudokunohito | 2015-02-17 18:38 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

民俗学の旅   

2015年 02月 17日

民俗学の旅/宮本常一/日本図書センター/2000

民族学者宮本常一の生い立ち、家族、親戚、研究経歴などを一冊にまとめた本。
宮本常一ファンなら所蔵しておきたいところである。
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by seikouudokunohito | 2015-02-17 18:34 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

日本文化の形成(下)   

2014年 08月 25日

日本文化の形成(下)/宮本常一/筑摩文庫/1994


民俗学者宮本常一の遺稿集である。
史料を読み解きながら、民俗学的知見から歴史的にみてわかる大きな流れを示した本である。

日本列島に住んだ人びと、日本文化にみる海洋的性格、日本における畑作の起源と発展と題する3つのテーマについて、著者なりのスケールの大きな座標軸を示しつつ解説する手法は、読んでいる人を魅了させるものがある。

宮本常一は民俗学者とされるが、この日本文化の形成は、上、中、下とも大きな流れと史料の使いこなし方の手本となりえるほどの内容であり、文献解読にこだわる歴史学者が書いたよりものよりも奥が深い歴史書であると評価してかまわないと思う。
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by seikouudokunohito | 2014-08-25 17:26 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

日本文化の形成(中)   

2014年 08月 23日

日本文化の形成(中)/宮本常一/筑摩文庫/1994


民俗学者宮本常一が書いた、歴史書みたいな本。
講義形式で書かれている。

面白いテーマは、イネと畑作、農具のしての鉄、根栽植物と雑穀と日本文化、家畜と農耕、銅と日本文化、日本文化と生産基盤。

歴史学者が書いた歴史書よりもためになり、かつ大きな流れが掴める良書だと思う。
歴史研究される方は、読んでおいて損はない本である。以下のサイトにて抜粋が読める。


[抜書き] 『日本文化の形成 中』
http://www.kkjin.co.jp/boso010_121214.htm
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by seikouudokunohito | 2014-08-23 10:05 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

目からウロコの民俗学 あのしきたりには、こんな意味があったのか!?   

2012年 09月 18日

目からウロコの民俗学 あのしきたりには、こんな意味があったのか!?/橋本裕之/PHP研究所/2002

民俗学を身近な視点から解説した本である。
322頁に「インターネットで民俗学」というテーマで、参考サイト紹介がある。

儀礼文化学会
http://www.girei.jp/
国立歴史民俗博物館
http://www.rekihaku.ac.jp/
閼伽出甕
http://www2m.biglobe.ne.jp/~Accord/AKA/

ただ、この本程度の内容なら、インターネットに取って代わられるべきかもしれない。
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by seikouudokunohito | 2012-09-18 14:54 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

手にとるように民俗学がわかる本―日本の不思議を楽しもう!   

2012年 09月 18日

手にとるように民俗学がわかる本―日本の不思議を楽しもう! /岸祐二/かんき出版/2002

著者は民俗学の研究者ではないが、民俗学に関する基本的事項を網羅的に解説した、良心的な入門書。
巻末に索引と参考文献の紹介もある。
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by seikouudokunohito | 2012-09-18 11:11 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

なるほど!民俗学 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ)   

2012年 09月 07日

なるほど!民俗学 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ) /新谷 尚紀/PHP研究所/2006

民俗学的に面白い現象を100項目に分けて、雑学っぽく解説した本。
民俗学を知らない人にはためになることが書いてある。
速読したい方は見出しとその横の寸評fだけ読むのも手。

しかしながら、民俗学を雑学として扱う企画は間違っていると思う。
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by seikouudokunohito | 2012-09-07 15:17 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)

図解案内 日本の民俗   

2012年 09月 02日

図解案内 日本の民俗/福田 アジオ、 小林 光一郎、 鈴木 英恵、 内山 大介 、吉村 風、萩谷 良太 (編)/吉川弘文館/2011

日本の伝統的な生活文化に関し、2000点近い図で解説する民俗学入門書。

雑学の類と思わず、伝統文化を学ぶ意識で読みたい本だと思う。
値段は安いとは言えないが、一家に一冊あっておかしくない本だという割り切りで私は購入した。
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by seikouudokunohito | 2012-09-02 19:29 | 書評 考古学・民俗学 | Comments(0)