カテゴリ:書評 金融経済( 26 )   

世界が日本経済をうらやむ日   

2017年 05月 09日

世界が日本経済をうらやむ日/浜田宏一、安達誠二/幻冬舎/2015

構想としてのアベノミクスに係わる、マクロ経済理論について、政権当事者の視点で書かれた本。
著者は、日本には金融政策としてのマクロ経済理論を正確に理解している経済専門家はまったくいないそうだ。
道理で、日本の株式市場で、外国のヘッジファンドが幅を利かせている、そういうことがわかる本である。
第7章「株と為替で確実に稼ぐことは可能なのか」では、金儲けのウンチクが書いてある。わかる人にはわかる話と思う。


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by seikouudokunohito | 2017-05-09 13:42 | 書評 金融経済 | Comments(0)

あなたの知らない「天皇家」お金の秘密 天皇家の経済学   

2017年 02月 01日

あなたの知らない「天皇家」お金の秘密 天皇家の経済学/吉田祐二/洋泉社/2016

本書は、戦前の天皇家の財産を分析、突出した日本最大の財閥であると結論づけている。

戦後は、財閥解体で最も影響を受けたのが皇室資産であるとし、実質かなりの部分が、GHQに接収されたとしている。また、本書は、戦後、日本企業の株主構造が持ち合いになったのは、皇室財産だった株券を各企業が引き受けた結果であろうと、指摘している。

アメリカ政府が、日本政府に株主の持ち合いをやめるべきだという指摘をしたのは、戦前の皇室資産処理がなされていない、という意味だったのであろう。


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by seikouudokunohito | 2017-02-01 20:26 | 書評 金融経済 | Comments(0)

自由をいかに守るか ハイエクを読み直す   

2015年 05月 23日

自由をいかに守るか ハイエクを読み直す/渡部昇一/PHP新書/2007

オーストリア人ハイエクという経済学者が書いた、「隷従への道」という本が、単に経済学という枠を越え、政治思想・哲学的な意味を持つこと、その価値は、マルクスの資本論からのマインドコントロールを説く、特効薬であると、まえがきで指摘がある。

学者馬鹿ではこのような発想には至らないのではないかと思うと同時に、渡部昇一クラスだから書ける本ではないかと思う。
ただ、この本、ハイエクが掲げた15の学説について、最後まできちんと読み、著者の意図を正確に理解するのは、容易ではない。
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by seikouudokunohito | 2015-05-23 16:06 | 書評 金融経済 | Comments(0)

安倍総理公認 アベノミクスの真実   

2015年 02月 18日

安倍総理公認 アベノミクスの真実/本田悦郎/幻冬舎/2013

内閣官房参与の本田悦郎氏によるアベノミクス解説本。

我が国経済がデフレから脱却するために必要なことが経済学を知らない人でも理解できるように書かれている。
中学生向けに書いたのではないかと思われるほどである。

学術的、理論的にすべて正しければ、経済的に効果があるという世界でもない関係で、書いてあることが絶対に正しいのかどうかではなく、そういう政策を実行すれば、デフレからインフレの時代に突入できるかどうかという視点で読む必要があると思う。

前白川日銀総裁は、理論的なことにこだわり過ぎて、通貨供給量を渋ったこと、で更にデフレが続き、円高で企業決算が倒産を予期する原因になっているにも関わらず、傍観していたことを知れば、間違い探し感覚でこの本を読むという視点は、前白川総裁と同じ間違いを繰り返すことになる。

経済政策には、試験問題のように、答えが一つの世界ではないという前提、この本を読み、どういう手順ならデフレから抜け出せるかというシナリオを共に考えてみたいものである。
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by seikouudokunohito | 2015-02-18 18:34 | 書評 金融経済 | Comments(0)

検証 財務省の近現代史 政治との闘い150年を読む   

2014年 12月 17日

検証 財務省の近現代史 政治との闘い150年を読む/倉山満/光文社文庫/2012

財務省の発足以来の歴史とその経緯がわかりやすい言葉で、民主党政権時代に書かれた本。

内容的には、戦前の近衛首相前後の記述が秀逸ではないかと思う。

財務省は、民主党政権時代以降、健全財政堅持の立場から、増税路線を主張しているが、実は、戦前も大蔵省が恒久的増税路線をとったため、日本は「戦争で負けるまで戦うはめになった」と書いてある。
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by seikouudokunohito | 2014-12-17 08:51 | 書評 金融経済 | Comments(0)

マーケットの魔術師 株式編 米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣   

2013年 10月 02日

マーケットの魔術師 株式編 米トップ株式トレーダーが語る儲ける秘訣/ジャック・D・シュワッガー著/増沢浩一監訳/パンローリング/2001

アメリカの著名トレーダー達の経歴、トレーダーの世界に入った動機、トレーダーとしてのトレード戦法の概略が把握できる本。
彼らは、トレーダーとしてもて囃される以前に、トレードの世界に入る前の世界において、そこそこの素質を持っていたことがわかる。
トレードだけで成功した人間ではないのである。

この本には、「一芸に秀でたる者は多芸に通じる」という格言どおりであると思われる人物15人が登場する。
どの人物のトレード手法が自分にフィットするか、読んで確かめることで、自分にあった投資手法の発見につながるのではないかと思う。

なお、有能なトレーダーに共通する、感情的ではなく合理性を重視し、一旦決めた規律は守り、儲けるために地道な努力を厭わず、自信を喪失しない姿勢は、ビジネス社会においても当てはまるはずだ。
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by seikouudokunohito | 2013-10-02 10:45 | 書評 金融経済 | Comments(0)

ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑   

2013年 04月 05日

ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑/副島隆彦監修、中田安彦著/日本文芸社/2010

ヨーロッパの大富豪の写真とその経営する企業について、それぞれ見開きで各2頁で解説した、異色の本。
アマゾンの書評が面白い。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4537257970/ref=cm_cr_dp_synop?ie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=bySubmissionDateDescending#R2YUEZFZSFFUII
なるほど、こういう見方、読み方があるのかと思える書評である。

ちなみに、巻末にて、副島隆彦氏お得意の皮肉が書いてある。
「本当なら、(この種の本は)日本を代表する経済新聞社がやらなければならないはずだ。」と書いてある。

この種の本まで、市井の人が執筆し評判となっている点において、日本の経済紙も経済記者も3流以下であるという証左の一つにはなりえるだろう。
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by seikouudokunohito | 2013-04-05 20:55 | 書評 金融経済 | Comments(0)

あなたも株のプロになれる 成功した男の驚くべき売買記録   

2013年 01月 26日

あなたも株のプロになれる 成功した男の驚くべき売買記録/立花義正/同友館/1987


生きていれば、100歳ちょっと、明治生まれの造船会社のエンジニアだった方が書いた相場体験談。
場帳、玉帳がついているので、株価の動きと建玉の関係を確認できると思う。
日本で最も売れている相場書の一つ。

数万円もする相場書を買う前に読んでおいて損はない本。
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by seikouudokunohito | 2013-01-26 14:08 | 書評 金融経済 | Comments(0)

脱アマ相場師列伝 具体的な売買法と練習上達について   

2012年 11月 18日

脱アマ相場師列伝 具体的な売買法と練習上達について/林輝太郎/同友館/1999

相場師として生活するために、必要なこと、特に日常業務管理的な基本をわかりやすく解説した本

株で今一つ儲けられない人は、何が問題だったのか理解すべきだろう。
読んでつくづく思ったことは、楽をして儲けられるほど甘い世界ではないということだ。
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by seikouudokunohito | 2012-11-18 21:19 | 書評 金融経済 | Comments(0)

これで成功は約束された 株式上達セミナー   

2012年 10月 04日

これで成功は約束された 株式上達セミナー/林輝太郎/同友館/1986

林輝太郎の本の中でもっとも評判の良い一冊。
体系立ててかつ何度も読むにふさわしい相場の古典的教科書である。

こういう良い本があることを教えたくない気持ちがないと言えば嘘になるが、こういう良心的な本に出会い、この本のとおりやる実行力がつくまでに、普通は資産を亡くすケースが多いと聞いている。
書評サイトなので紹介はしているが、技術の伴わない人は、株はやらないに越したことはない。
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by seikouudokunohito | 2012-10-04 19:13 | 書評 金融経済 | Comments(0)