カテゴリ:書評 歴史( 277 )   

「闇の奥」の奥 コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷   

2017年 08月 03日

「闇の奥」の奥 コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷/コンラッド/藤永茂訳/三交社/2006

ベルギー国王レオポルド二世によるコンゴの私的支配、それも現地黒人を奴隷化した地下資源収奪を告発した歴史書。
イギリスは、この時代既に、奴隷貿易をやめているとされるが、遅れて植民地支配に乗り出したベルギーの暗部が垣間見える本である。


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by seikouudokunohito | 2017-08-03 08:36 | 書評 歴史 | Comments(0)

英国機密ファイルの昭和天皇   

2017年 06月 16日

英国機密ファイルの昭和天皇/徳本栄一郎/新潮文庫/2009

大東亜戦争前後の昭和天皇を取り巻く、諸情勢について、英国史料を中心に分析した本。
昭和天皇は、吉田茂大使に、日英戦争回避を託したそうだが、その吉田茂は、政府の意向を確かめもせず、好き勝手に交渉した、つまり、戦争回避ではなかった可能性がある。
さらに、白洲次郎については、戦後、英国利権の代弁者として記述されており、吉田茂、白洲次郎のダーテイな部分を知る手がかりとなりそうな一冊と言えそうだ。


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by seikouudokunohito | 2017-06-16 04:48 | 書評 歴史 | Comments(0)

インド・ユダヤ人の光と闇 ザビエルと異端審判・離散とカースト   

2017年 06月 04日

インド・ユダヤ人の光と闇 ザビエルと異端審判・離散とカースト/徳永恂、小岸昭/新曜社/2005

ユダヤ人の歴史的経緯、ユダヤ人属性の定義と解説、ザビエルの異端審判などについて載っている異色の歴史書。
世界史の見方が一変すると言っていいだろう。
特に、ザビエルについては、来日前において、キリスト教異端審判主導し、数々の処刑に係わった人物であり、日本史上は危険人物として扱わなくてはならないと考えるのである。
世界史の教科書執筆者は、ザビエルの裏の素顔を知らない点において、歴史を知らないのではないか、そのことがわかる本である。


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by seikouudokunohito | 2017-06-04 14:33 | 書評 歴史 | Comments(0)

戦争と共産主義   

2017年 04月 26日

戦争と共産主義/三田村武夫/呉PASS出版/2015


1950年に出版された同名本の復刻本。
ゾルゲ事件の尾崎秀實の手記、記事、当時の共産主義者たちの考え方について、著者は職務上得た知識を駆使し、分析した。
著者の分析はこうだ。謀略工作として、共産主義的論理のマジックで当時の軍人たちを洗脳、官僚を軍人の言いなりになるように仕向け、敵国をソ連ではなく米英に向けさせ、勝てるはずのない米英相手の戦争に絶対に妥協しないような世論を形成し、敗戦革命を導くとしたもの。
巻末に史料価値ある情報が多数掲載されている。
近現代史に関心ある方なら、共産主義者たちの論理のトリックに関心ある方なら、所蔵すべき一冊である。


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by seikouudokunohito | 2017-04-26 07:37 | 書評 歴史 | Comments(0)

日本人が知らない最先端の世界史   

2017年 03月 29日

日本人が知らない最先端の世界史/福井義高/祥伝社/2016

ヴェノナファイル、ヴァシリエフノートに加えて、アメリカの歴史学界の動向、歴史修正主義がどう扱われてきたか、汪兆銘政権秘話、いろいろと読みどころ満載の本である。

従って、近現代史に関心を持たれている方なら、読むべき一冊となるのであるが、著者はさらっと書く癖がある。ある人はこう言っていたこれに対し別の人がこう言っていたという感じで、物語風にまとめてしまう傾向がある。特に、肝心なところで史料の提示がないのが気になる。テーマ的には面白いネタが揃っているのだが、著者が語りたがった、歴史の虹は一体何なのか、あちこちに分散しているような気がするのである。
もう少し論理的に書いていただければ、もっと評価が上がる本ではないかと思う。


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by seikouudokunohito | 2017-03-29 20:06 | 書評 歴史 | Comments(0)

ミカドの国を愛した超スパイ ベラスコ 今世紀最大の生証人が歴史の常識を覆す!!   

2017年 03月 26日

ミカドの国を愛した超スパイ ベラスコ 今世紀最大の生証人が歴史の常識を覆す!!/高橋五郎/徳間書店/1994


ユダヤ史、昭和史、ナチス史を絡ませた、ノンフィクション本。
イスラエル建国に至るユダヤ人の動き、大東亜戦争とクエーカー教徒人脈の動き、ナチスの介在、一見まとまりがない内容であるが、起きていた事実の背景に潜むものが何であるのか、著者はベラスコとの接触を通じて表現しようとしている。
ネットで引用が多く、重要箇所が読める。それは、この本が労作であるということを意味している。


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by seikouudokunohito | 2017-03-26 07:58 | 書評 歴史 | Comments(0)

権力の影 外交評議会「CFR」とアメリカの衰退   

2017年 02月 24日

権力の影 外交評議会「CFR」とアメリカの衰退/ジェームス・パーロフ/馬野周二訳/1992


国際金融資本に、支配されおもちゃにされているアメリカ政治について、外交評議会という組織を通して検証を試みた本。
アメリカは、彼らによって発展させれら、軍事大国化させられ、戦争させられ、今は難民を受け入れさせられている。
難民受け入れというのは、派手な戦争がしにくいので、代替手段としてアメリカを劣化させようとしているととれる。

金持ちが、国家丸ごと劣化させ、狙うのは、人類全体の奴隷化計画ということになるのだろう。

トランプ大統領は、彼らと対峙する勢力に位置づけられる。
当然、暗殺のリスクに晒されている。
本書の最後に、撃墜された大韓航空機に搭乗していた、マクドナルド下院議員、その妻、令息の画像がある。
マクドナルド議員も、外交評議会を通じてアメリカを支配してきた正体を知り、取り戻そうとしたのであろう。

本書が刊行されて25年経過した。
しかし、内容的に古さを感じない。翻訳もこなれている。
馬野周二氏が手がけた本は、もっと評価されるべきだ。埋もれさせてはならない本という意味である。


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by seikouudokunohito | 2017-02-24 16:15 | 書評 歴史 | Comments(0)

「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!   

2017年 01月 24日

「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった!/馬淵睦夫/ワック/2014

ロシア革命はロシアとユダヤ金融資本の積年の対立の結果ひき起こされたもの、国際機関の主権制限、アメリカの歴史は通貨発行を巡る戦い、ホワイトハウスもウオールストリートも社会主義者だらけ、というテーマに沿って、馬淵睦夫の持論が展開された本。
史料的価値は左程なく、読み物して評価されるに過ぎないが、あと半世紀もすれば、書いてあることと証拠が一致するのではないかと、私は予想する。

ウオールストリート、すなわち、国際金融資本家たちが社会主義者だったことで、歴史的に不可解だった近現代史のシナリオが説明がつく、ことは驚きである。

おそらく、事実はそうなのだろう。


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by seikouudokunohito | 2017-01-24 14:19 | 書評 歴史 | Comments(0)

世界を操るグローバリズムの洗脳を解く 日本人が知るべき「世界史の真実」   

2017年 01月 18日

世界を操るグローバリズムの洗脳を解く 日本人が知るべき「世界史の真実」/馬淵睦夫/悟空出版/2015


世界史レベルの歴史を動かしてきた勢力に視点を当て、アメリカ、ロシアを動かしてきた勢力と連なる重要な世界史的史実について、どういう勢力が何を意図しどう行動したか、について解説した、陰謀論的歴史観と現実の史実をセットにしてつなぎ合わせた好著。

著者は、資本主義国家の上に、マネー独裁が、共産主義国家の上に共産党がそれぞれ位置し、そういう思想は両方ともユダヤ人が世界支配のために編み出した悪知恵であること、国際連盟も国際連合も国家主権制限する前提で編み出された世界統一組織の一形態であるとする著者の指摘には納得せざるを得ない。


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by seikouudokunohito | 2017-01-18 21:06 | 書評 歴史 | Comments(0)

ゼロ戦と日本刀 美しさに潜む「失敗の本質」   

2017年 01月 08日

ゼロ戦と日本刀 美しさに潜む「失敗の本質」/渡部昇一、百田尚樹/PHP研究所/2013

大東亜戦争の開戦直後からガダルカナル前後の、海戦の総括などを中心とした対談本。

真珠湾攻撃で、石油タンクを攻撃
ミッドウエー海戦で負けなければ―
ガダルカナルで戦艦大和を投入すればー

という趣旨のことが書いてある。

また、二十世紀は石油の時代で、石油を支配した者が戦争を支配し、世界を支配するとしている。

後半は、昨今の情勢分析もの中心。特段目新しいものはない。
変なことは書いてないが、立ち読みで済みそうな本という印象である。


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by seikouudokunohito | 2017-01-08 16:51 | 書評 歴史 | Comments(0)