カテゴリ:書評 建築・美術( 31 )   

真贋のカチマケ 鑑定士の仕事   

2017年 03月 16日

真贋のカチマケ 鑑定士の仕事/中島誠之助/二見書房/2015

骨董の鑑定人、中島誠之助が書いた、骨董分野のノウハウに関する本。
すべてのノウハウではないが、行間を読めばノウハウに該当する部分が書いてある。

ものの見分け方に係わる基本中の基本が書いてある関係で、骨董以外、特に人物鑑定などに適用可能とである。

ホンモノだけを眺めていれば一瞬にして識別可能という発想は、専門家ならではの名言であるが説得力あるコメントだと思う。


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by seikouudokunohito | 2017-03-16 10:10 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

ニセモノはなぜ、人を騙すのか?   

2017年 03月 04日

ニセモノはなぜ、人を騙すのか?/中島誠之助/角川oneテーマ21/2007


骨董の鑑定人、中島誠之助が、テレビ出演のはるか前の修行時代、骨董業界のプロの取引実態を語りつつ、ホンモノとニセモノの見分け方について解説した、極めて実践的な本。

テレビタレントが書いた本にしては、極めて硬派の良書。

要するに、知識を吸収するだけでなく、自分の感性を磨くつもりのない骨董人に、真贋を見分けることは難しいということ。


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by seikouudokunohito | 2017-03-04 20:01 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

日本の10大庭園 - 何を見ればいいのか   

2015年 05月 08日

日本の10大庭園 - 何を見ればいいのか/重森千靑/祥伝社新書/2013

作庭家の視点から見た、日本庭園論。
著者は、自身の美的感覚に基づいて、日本庭園を論じているとしている。
序章「日本庭園とは何か」で簡単な用語解説、第一章「日本庭園の源流」においては日本庭園の歴史的変遷を論じ、最終章、第十二章「日本庭園の展開」においては、現代の作庭家、小川治兵衛、重森三玲を比較し、作庭論を論じている。
また、著者は、重森三玲のお孫さんでもある。

なお、私は、東福寺の市松模様の庭園を見たことがあり、非常に印象に残っている。東福寺には、また通ってみたい気がしている。
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by seikouudokunohito | 2015-05-08 10:36 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

写真で見る江戸東京 (とんぼの本)   

2013年 04月 27日

写真で見る江戸東京 /芳賀 徹、 岡部 昌幸/新潮社/1992

人工着色技術によって、江戸時代を再現した写真集。
この本によれば、愛宕山からの風景は絶景だったとされる。

フェリックス・ベアト氏撮影の愛宕山からのパノラマ写真を見れば、江戸は美しい大都市であり、小ぎれいな家々が軒を連ねていたことがわかる。
82頁にある、銀座の風情もなかなかのものだ。68~69頁にある隅田川にかけられた永代橋のパノラマ写真は、浮世絵を彷彿とさせる。

また、初代駐日イギリス公使ラザフォード・オールコックは、江戸の風景に匹敵するのは世界ではイングランド地方ぐらいであろうと指摘している。(121頁)
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by seikouudokunohito | 2013-04-27 10:57 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

雑誌[一個人]2013年4月号 イタリア・ルネッサンス入門   

2013年 03月 16日

雑誌[一個人]2013年4月号 イタリア・ルネッサンス入門

イタリア・ルネッサンス入門とあるが、内容は絵画技法の解説である。
美術書レベルの内容と言っていいだろう。

今年は、東京で、ラファエロ、ダヴィンチ、ボッチチェリの展覧会があるそうなので、事前予習用に読んでおきたい。

http://www.ikkojin.net/magazine/monthly/
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by seikouudokunohito | 2013-03-16 08:46 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

雑誌「PEN」完全保存版 一冊まるごと印象派 2010年6月1日号   

2013年 01月 24日

たかが雑誌の特集号と馬鹿にするなかれ、この雑誌には印象派に関する必要かつ十分な情報が溢れている。

具体的には、

オルセー美術館主任学芸員の解説
自画像の比較配置
モネの連作の解説
モネと連れだって描いたルノワールの作品
ゴッホの手紙の解説
ゴッホの宗教画的視点での解説
全8回の印象派展
画家達の交流図
活動マップ
マイナーな画家達の作品紹介
色彩学
チューブ絵の具
オークション状況
世界各地の印象派コレクション

となる。
雑誌のバックナンバーだからといって馬鹿にしてはならない。
これだけきちんと書いてある本は珍しいく、その点において、よくできた保存版だと私は思う。
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by seikouudokunohito | 2013-01-24 22:22 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

雑誌「PEN」完全保存版 ダ・ヴィンチ全作品・全解剖 2009年4月15日号   

2013年 01月 20日

雑誌「PEN」完全保存版 ダ・ヴィンチ全作品・全解剖 2009年4月15日号

今年は、日本で、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロのルネッサンス三大巨匠の絵画展が開催される。ラファエロはまとまったコレクションで展覧会が行われたことがないため、空前絶後の観客が殺到すると予想される。

さて、この3人の中で、絵画技法的にて抜きんでているのは、ダ・ヴィンチである。あの緊張感があり、描かれる人の意思が投影される描写は、他の追従を許さない。

私自身は、最後の晩餐に興味を持っている。テンペラ画で破損が激しいそうだが、この雑誌には、描かれてから200年後に作者不詳の油絵の模写が紹介されている。

ダ・ヴィンチも凄いが、模写した無名の画家のテクニックにも拍手を贈りたいくらいである。
ちなみに、この雑誌によれば、模写の作品は418×794cmのカンヴァスなのだそうだ。

http://www.geocities.jp/sonosono159/new-bansan1.htm
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by seikouudokunohito | 2013-01-20 20:31 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

雑誌「PEN」完全保存版 ヨーロッパ美の起源、ギリシア・ローマ 2013新年合併号   

2012年 12月 24日

雑誌「PEN」完全保存版 ヨーロッパ美の起源、ギリシア・ローマ 2013新年合併号

この手の本は、ギリシアとローマを分離して別の文明であるかのように説明するケースが多いがこの雑誌は、違う。
一体化して扱っている。
宗教、政治、経済、哲学、生活、娯楽、建築面での対比などもあり、これらの前提で、ギリシア、ローマの建築・美術の世界を学ぶことで、今まで見えなかったものが見えてくるはずだ。

私は、保存版にふさわしい内容だと思ったので、迷わず、一冊購入した。

http://www.pen-online.jp/
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by seikouudokunohito | 2012-12-24 15:50 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

日本庭園をつくる   

2012年 09月 13日

日本庭園をつくる/日本庭園研究会編/グラフィック社/1995

最近作庭されたと思われる、日本庭園の施行事例を写真、図面にて解説した本。

日本庭園というと、定まった型があり、比較的大きな敷地でなければ実現不可能と思ってきたが、自由な芸術であり、100坪ぐらいの敷地で十分なんとかなりそうなことがわかった。
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by seikouudokunohito | 2012-09-13 12:00 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

フェルメール―大いなる世界は小さき室内に宿る (RIKUYOSHA ART VIEW)   

2012年 08月 06日

フェルメール―大いなる世界は小さき室内に宿る (RIKUYOSHA ART VIEW)/
(著), 藤原 怜子 (著), 蜷川 順子 (著), 徳丸 仁 (著), 阿部 純子 (著) / 六耀社/2000

フェルメールの全作品32点について、隠されたテクニックを多角的に解明する入門書。
入門書ではあるが、それなりの知識が求められる通向けの本。
一つの絵の説明に関して、いくつもの絵と対比させながら、全作品の解説がある点において、コストパーフォマンスが高い本と言える。
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by seikouudokunohito | 2012-08-06 21:57 | 書評 建築・美術 | Comments(0)