カテゴリ:書評 マスメデイア( 29 )   

ジャーナリストという仕事   

2017年 03月 01日

ジャーナリストという仕事/読売新聞東京本社教育支援部編/中央公論新社/2008

新聞記者を目指す大学生向けに書かれた本。
ただし、実際に新聞記者がそのとおりやっているかどうかは、別。
そういう視点で読むべき本である。


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by seikouudokunohito | 2017-03-01 19:44 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

洗脳広告代理店 電通  ドクター苫米地の脱「メデイア洗脳」宣言   

2014年 01月 04日

洗脳広告代理店 電通  ドクター苫米地の脱「メデイア洗脳」宣言/苫米地英人/2012/サイゾー

電通という会社の成り立ち、戦後の闇、現在の影響力の源泉、マスコミとの相互協力関係などがバランス良く、一般論で書かれている。
バランス良く、一般論という意味では良書である。入門書ほどではないが、それなりの内容であることは確かだが、如何せん、突っ込み不足の感が否めないのも確かである。
電通という問題企業の影響力を削がなければ、この国の国家的発展と安定が望めないくらい、この企業はこの情報社会に君臨する巨人であることは認めざるを得ないが、どこに弱点があるのかくらいははっきり書いて欲しかった。
本の帯には、鋭く切り込んだとあるが、「電通が裏でどう暗躍し情報操作したのか」がまったく書いてない点は残念である。
我こそはと思わん方は是非挑戦いただきたいところである。

そうは言っても、敗戦後の電通の経営者の公職追放とその後に続発した不幸な出来事と関連づけて、電通の現役役員が恫喝されていたという推理部分だけは秀逸である。
是非、この部分だけでも一読いただきたい。
それ以外は、インターネット等で電通のことを調べている方におかれては、見出しで気になった箇所中心に、読めば十分と思われる。
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by seikouudokunohito | 2014-01-04 18:42 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

プロパガンダ 広告・政治宣伝のからくりを見抜く   

2013年 09月 22日

プロパガンダ 広告・政治宣伝のからくりを見抜く /A・プラトカニス、E・アロンソン著/社会行動研究会訳/誠信書房/1998

広告・政治宣伝手法を実例で紹介した労作。
だが、難解な印象が免れない内容となってしまった点は惜しいと言わざるを得ない。

第1章 日常生活のなかの説得
2 神秘的な影響力
3 思慮のないプロパガンダ、思慮深い説得力
4 合理化に努める動物
第2章 説得のお膳立て―効果的な説得を行うために
5 言葉の魔術
6 頭のなかの絵
7 サダム・フセインー現代のヒトラー
8 的確な質問をすること
9 「おとり」の力
10 事実もどき
11 信憑性の高い伝達者
12 チャンピオンが口にするものを食べる
13 信頼されていない場合の説得
14 信憑性を演出する
15 プロボクサーの姿が11人を殺すーマスメデイアに登場するモデルの影響
第3章 伝達者の信憑性―本物とまがい物
16 パッケージ
17 自分を納得させる
18 すきまだらけの屋根裏と身近な勇士ー鮮明なメッセージの効果
19 同じ広告が何度も繰り返される理由は?
20 何も言うことがないなら、気を逸らせよう
21 一センチ獲得したいなら、ときには一キロ要求するのです!
22 プロタゴラスの理想ー一面的な称賛と二面的な討論
第4章 メッセージ―それはどのように伝達されるのか
23 恐怖アピール
24 グランファルーン・テクニック
25 罪悪感で説得する
26 花一輪をプレゼントすることの効果
27 これくらいなら…
28 希少性の心理と幻の神秘
第5章 感情にアピールする説得
29 サブリミナル(識閾下)の魔術ー誰が誰をたぶらかすのか
30 プロパガンダに抵抗する法ー実際どのように宣伝に抵抗するのか
31 教育か、それとも宣伝か
第6章 説得の戦略を打ち破るために
32 情報戦略の無効性
33 ニュースとは何か
34 ダイレクトメールによる説得
第7章 情報戦略が失敗するとき―プロパガンダと社会
35 カルトの教祖になる方法
36 第三帝国の宣伝ー不確実性のケース
37 ベイソの子孫たち


出版社PRから

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本書は、カルト問題、サブリミナル、ナチの宣伝技術等、多岐に渡る説得に関わる現象やテクニックを37の節に分けてどこからでも読めるようになっている。日常の政治や広告界での説得者の真の意図や資質を見抜くための知識を得る。原書名 AGE OF PROPAGANDA: The Everyday Use and Abuse of Persuasion
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参考サイト

悪用厳禁!「プロパガンダ」
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2008/09/post-ea15.html
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by seikouudokunohito | 2013-09-22 14:44 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

歴史写真のトリック 政治権力と情報操作   

2013年 09月 06日

歴史写真のトリック 政治権力と情報操作/アラン・ジョベール著/村上光彦訳/朝日新聞社/1989

ヒトラー、スターリン、毛沢東などの独裁指導者の政治宣伝用の写真をいたことがわかる。PHOTOSHOPでは当たり前のことが、どれだけ時間をかけて写真修正が試みられたのか、興味深い。
本のタイトルは、「歴史写真のトリック 政治権力と情報操作」となっているが、書かれていることは、権力者が権力をかさにやった悪事を書いているだけで、トリックそれぞれ数枚並べ、その加工テクニックとそれによる効果が確認できる本。
デジタルデータもPHOTOSHOPなどの画像処理ソフトのない時代、優れた写真技術者により、背景の塗りつぶし、切り抜き、トリミング、抹消などの技術が駆使されて手法と呼ぶのは大袈裟であろう。正しくは、「権力者歴史写真の修正技法と権力者の素顔」とした方が違和感はない。
出版社が、朝日新聞社であることを知れば、過激なタイトルをつけて興味をひこうという意図があったと考えればわかりやすい。
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by seikouudokunohito | 2013-09-06 18:53 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

PR! 世論操作の社会史   

2013年 09月 05日

PR! 世論操作の社会史/スチュアート ユーウェン著/平野 秀秋、挟本 佳代、左古 輝人訳/法政大学出版局/2003

アメリカで大学の教科書として使われている本。
なぜ、その題材を扱い、なぜそう表現したのか、今一つピンとくるものに欠けている。

インパクトがなく、読み進められないので訳者はあとがきにて、読むべきポイントはどの辺にあるのか、具体的に示してほしかった。
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by seikouudokunohito | 2013-09-05 19:14 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

情報操作のトリック その歴史と方法   

2013年 09月 04日

情報操作のトリック その歴史と方法/川上和久/講談社現代新書/1994

情報操作の歴史と方法について、具体例を紹介しつつ、情報操作について研究者の名著の存在が把握できる良書。
内容的には、大学等の講義の教科書にできそうなレベルに仕上がっている。

著者は、日本のマスメデイアの問題について問題意識を持っているようであり、更なる良書が出版されることを願う次第。
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by seikouudokunohito | 2013-09-04 10:38 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

プロパガンダ新版   

2013年 04月 18日

プロパガンダ新版/エドワード・バーネイズ著/中田安彦/成甲書房/2007

プロパパガンダを企業、政治、教育、社会福祉事業、女性団体、芸術において、取り入れてはどうかという、プロパガンダを肯定的に位置づけた前提での古典的名著とされる。

著者は、企業広報(パブリック・リレーション)とプロパガンダを同一の次元のものととらえているが、この時代は企業広報が始まったばかりだったことに注意する必要がある。

ただ、著者は、プロパガンダを行う当事者に、高い倫理規範を求めているが、現代は、その倫理規範が有名無実化しており、プロパガンダが悪意ある嘘、捏造情報を扱い、拡散する行為と広く一般に認識されているのは、著者にとって予想外だったのではないかと思う。

翻訳者のまえがきと解説だけは読んでおいて損はないだろう。
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by seikouudokunohito | 2013-04-18 20:14 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

テレビはみてはいけない   

2013年 04月 12日

テレビはみてはいけない/苫米地英人/PHP新書/2009

テレビ番組の偏向実態を知る方が増えた関係で、
本のタイトルに惹かれて、おやっと思って手にした人が多いと思う。
だが、実際は、タイトルと内容の乖離が目立つ本である。

なぜテレビはみてはいけないのかの説明がない。本の最後に、書いてあることは「テレビをみてはいけない」ことに関する纏めどころか、本のタイトルとまったく一致しない。

はっきり言うと、見出しだけ読めば十分な本である。つまり、本の出版企画書レベルの状態のまま、詳細検討しないまま出版化してしまった本だということである。

著者は年に10冊程度の新刊書を出版される売れっ子のようだが、こんな中途半端な内容の本を読まされ、二度と他の本を読む気がしなくなった。
売れれば、あとはどうでもいいという感覚で出版すればするほど、その中古本価格は、出版間もないのに1円という売値がつくことは執筆者として最悪の評価だという認識はないのであろうか。
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by seikouudokunohito | 2013-04-12 19:34 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

フジテレビデモに行ってみた! -大手マスコミが一切報道できなかったネトデモの全記録   

2012年 04月 15日

フジテレビデモに行ってみた! -大手マスコミが一切報道できなかったネトデモの全記録/古谷ツネヒラ/青林堂/2012

マスコミの偏向報道、韓流ゴリ押しに初めて疑問を持った方が読むべき本である。

保守側が、何を根拠に、何に対して抗議しているのか、その経緯がわかる。
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by seikouudokunohito | 2012-04-15 05:45 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

朝日新聞がなくなる日 新聞・テレビ崩壊   

2012年 01月 18日

朝日新聞がなくなる日 新聞・テレビ崩壊/宮崎正弘/ワック/2009

本来なら自分の書評だけ書くのであるが、紹介文がおもしろいので転載させていただく。

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■中国事情に詳しい宮崎正弘氏が書いた、読み応え満載の一冊。


内容は、朝日新聞に関するものだけではなくて、アメリカのマスメディアの衰退やNHKを始めとするテレビジャーナリズムの堕落や、国際情報に疎い日本のマスメディア批判ももれなくついていますので、今の政治に不満たらたらのお方でしたら・・・とても得した気分にさせてくれることでしょう。

■「アカが書き、ヤクザが売って、バカが読む」といわれている朝日新聞がなくなる理由を

著者いわく次の6つにまとめています。

1.宅配制度に依存する経営方法の破綻

2.ネットの波に乗り損ねた

3.広告収入の激減

4.古いメンタリティと残存するエリート意識

5.儲からない夕刊

6.新聞販売店の総合化の遅れ

■更に、著者は次のように批判しています。

「見識のなさはワイドショーのコメンテーターを眺めれぱ想像がつく。芸能人崩れのような「タレント」がおおよそ見当違いのコメントをするが、いくらテレビ王国の米国でもそんな場面はない。専門家が適材適所にコメントする。テロリズム対策ならこの人、経済問題ならあの人、しかし日本のワイドショーは脚本家とか、愛欲小説を書く人、宗教しか知らない自称ジャーナリストらが専門外の問題に容喙する。だから結論はいつも滅茶苦茶である。ヒョウロンカなる人種も登場するが、よくよくコメントを聞いていると左翼の鎧が衣の下に見える。まともなコメントをする評論家は滅多に画面に出てこない」と・・・。

「ようするに主張をもつメディア、たとえば産経新聞や『正論』、『WILL』、『VOICE』、『月刊日本』は残り、分析だけで主張のない「論座」も『月刊現代』も休刊したように、いずれメディアは残っても、それでは食べてはいけない。率直にいえば当該雑誌はそれ自体の経営では、以前から食べていけないし、本体が経営的に安定しているからこそ総体メリットとして親会社に経営的にぶら下がって、その社の「良心」として発行を続けてきた。産経新聞、PHP研究所あればこそ」ですと・・・。

また、オピニオン誌を初めとして雑誌の休刊が増えてきたことに関しましては・・・

「しかし保守の論壇そのものは健在であり、これらの空白空間を元気いっぱいの『WILL』、『VOICE』、『正論』『サピオ』『月刊日本』などが補っている。会員誌には『テーミス』『エルネオス』などが健在だ」と・・・。左翼雑誌の休刊が続く中、保守派の雑誌は売れているということです。

■エピローグ「朝日新聞よさようなら」から抜粋します。

「民主党による政権交代を朝日新聞が天下を取ったように書いているが、あれは雇用と所得への不安から国民の一部がスゥイング勢力となって空気を変えただけ。もし民主政権が朝日路線を暴走すれば、いずれ細川政権のように空中分解するだろう」

「自民党は改憲を謳い、靖国神社参拝を公約しながら実行せず、いやそれどころか後藤田、野中という極左を党の中枢に抱えて左傾化した。さらに自民党は連立相手の公明党バネに押されて政策を歪め、中道から左にぶれた。

同様に鳩山民主党が党内の左派路線にぶれると基本の方向性を歪め、再選はあり得なくなる。国民の多くは日米同盟の破綻を望んでいなければ、中国への急傾斜や東アジア共同体の成立を期待してはいない。雇用が安定し、所得が回復すること、外交にはそれほどの関心がないのである。

それは議席数こそ一対三だが、得票数は三対四という結果からも伺える。スウィング勢力が次に自民党に回帰する可能性も手の届く距離にある」

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【目次】


■プロローグ 危機に立つマスコミ

マスコミの偏向報道に国民が反旗 
米国では、老舗や名門がつぎつぎと買収された
さらに時代は変革の嵐へ


■第1章 マスコミの経営実態はここまで深刻だ

朝日新聞とかけて名曲喫茶ととく、そのココロは? 
マスコミ人に先見性がなかった
外国人特派員協会も悲鳴 
宅配制度と押し紙
情報を多重加工して売る時代も去った?
英国の老舗名門「インデベンデント」が迎えた経営危機
朝日新聞は如何にして生き延びるのか
世論は朝日新聞の社説にあるのではなく、とうにネットに移行している
オバマのマスコミ対策はネット専門家の引き抜きから始まった
赤字を出すのがタ刊発行の目的か


■第2章 テレビジャーナリズムの堕落

一億総白痴化の元凶はテレビだ
NHKの反日番組に国民の憤怒
NHKに取材を受けた台湾入も激怒 
アイドル歌手の醜聞?
テレビ界を襲う聞
広告収入の激減は日本のマスコミでも顕著
テレビから映画ヘ 


■第3章 ネットとマスコミの狭間で

「eリーダー」の登場は時代を変える
グーグルの挑戦 
著作権者を悩ませる大問題がおきた
ジャーナリストの感度の鈍さが問題の核心にある
米国の保守系メディアはどうした
『諸君!』休刊は時代の役割を果たしたからか?
なにが報道に一番抜けているのか 
面妖な事件は深追いも必要 
国防論議に欠けるもの 
『朝日ジャーナル』が一世を風靡する中で


■第4章 米国は、もはやモデルではない

色僥せたアメリカ流ビジネス・モデル
リベラリズムの没落
米マスコミの断末魔の叫びが聞こえる
落ちた偶像
雑誌媒体も変身を追られる 
ビッグスリーの崩壊と米国経済
日本の受けた悪影響 
「経営の神様」たちの総退場 


■第5章 朝日新聞は吹なぜ見捨てられるのか

情報の本質はインテリジェンス
五つのWと一つのHを反省 
中国語で「情報」とは「諜報」の意味 
なぜ中国の軍国主義を正面から断罪しない? 
「エリント」と「ヒューミント」
広報の本来の意味も宣伝だけではない


■第6章 北京の軍門に降った日本のマスコミ

ファナティックな中華ナショナリズム 
新聞報道と実態との落差 
不安になるアメリカの杜撰な武器管理
それでも強気の中国 
アフリカを蚕食する中国の行動を報道しないのは何故か
小沢一郎は反米で媚中
公式に言論の自由、複数政党制、法治、人権を否定している 


■第7章 反日宣伝キャンぺーンに悪のりする日本のマスコミ

朝日新聞は日本の国益を追求しない 
南京はかつて美しい都だった 
なにも改訂されていない南京虐殺記念館の展示内容
アイリス‘チャンの金箔の銅像 
台湾コーナーを新設し、外国人の証言コーナーを増やす


■第8章 これでは国際情勢はさっぱり分からない

スイス秘密口座の神話が終わる
ポーランド、ふたたび破産の危機
ペトロ・エコノミー
ロシア新興成金の栄枯盛衰 
イランの真実 J
トルコの地政学的戦略性を認識せよ 


■エピローグ 朝日新聞よ、さようなら
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by seikouudokunohito | 2012-01-18 07:50 | 書評 マスメデイア | Comments(0)