カテゴリ:書評 知的生産技術( 29 )   

「非まじめ」のすすめ   

2014年 05月 18日

「非まじめ」のすすめ /森 政弘/講談社文庫/1984

発明学者、森政弘氏の「非まじめ」本の代表作。出版化されて30年経つが今も評価は衰えず、中古本市場での評価も高い。

基本的には、発想本であるが、著者ならではの着眼点になるほどと思わざるを得ない点が多い。
特に、読むべき箇所は、第一章「まじめの功罪」である。

私は、「非まじめ」の基本的態度としては、この本の225頁にあるように、「外から知識を得るのではなくて、おもしろがって、新しいものを自分で発見する、つまり内側から湧き出させることが大事である」との見解に大賛成である。
しかるべき学んだ人にとって、大部分の発見は外にあるのではなく、内にあるのだ。

なお、ネットでは、著者の画像が、氏名等を検索すると、確認できる。著者の、誰よりも前向きな態度、日々発見しつつ新装置を見出す思考は、顔の生き生きした表情から容易に推定できる。
発明とは、明るく、行動的で、前向きの人生観を持ち、それを実践し人に、ご褒美として与えられる勲章のようなものなのかもしれない。
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by seikouudokunohito | 2014-05-18 14:57 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

「非まじめ」思考法   

2014年 05月 17日

「非まじめ」思考法 /森 政弘/講談社文庫/1988

「非まじめ」という概念で具体的次元で物事を考えるとどうなるかという、著者のウンチクが詰まった本。
読みにくい人は「非まじめ」という著者が語るキーワードを一旦忘れて読むのがいいと思う。
そうすれば、著者が言わんとしていることが言葉遊びでない次元であることが、理解できるに違いない。
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by seikouudokunohito | 2014-05-17 17:12 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

記号とはなにか 高度情報化社会を生きるために   

2014年 01月 23日

記号とはなにか 高度情報化社会を生きるために/高辻正基/講談社ブルーバックス/1984

記号論における記号の定義を科学者の立場から解説した入門書。
ヘレン・ケラーにとっての記号の意味に係わるたとえ話は興味深い。

ただし、著者は現在、植物工場の権威のようだ。
記号論では、飯が食えないということなのか、それとも学問的に行き詰まったという意味なのだろうか。

いずれにせよ、見出しだけは刺激的な言葉が並んでいるので、これはと思う箇所だけは、一読をお勧めしたい。
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by seikouudokunohito | 2014-01-23 19:03 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

記号論ハンドブック 新しい知の魅惑   

2014年 01月 23日

記号論ハンドブック 新しい知の魅惑/南堂久史/勁草書房/1984

記号論全般に係わる、コンパクトな用語解説書。
ただし、記号論が社会にとって有用な存在か、学ぶあなたにとって役にたつものかは、私は判断しない。
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by seikouudokunohito | 2014-01-23 18:40 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

気になる人のための記号論入門 気になる現象を明快に解き明かす最先端の"考え方"   

2014年 01月 23日

気になる人のための記号論入門 気になる現象を明快に解き明かす最先端の"考え方" /中野収/ゴマセレクト/1984

記号論の入門書。
実践的な場面での解説がなされている。
特に、「タモリ」というテレビタレントのタレント性を記号論的に解説した部分は、秀逸だと思う。
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by seikouudokunohito | 2014-01-23 18:29 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

自分でできる極秘調査入門 これであなたは名探偵   

2013年 01月 26日

自分でできる極秘調査入門 これであなたは名探偵/田代更生/リューブックス/1993


警視庁勤務経験者が書いた、探偵術のまともなマニュアル本である。
尾行調査、張込み、聞き取り調査のノウハウが書かれている。

書評を書きながら思うことであるが、悪用されないことを望む。
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by seikouudokunohito | 2013-01-26 05:26 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

知的トレーニングの技術   

2012年 12月 16日

知的トレーニングの技術/花村太郎/JICC出版局/1982

準備編と実践編からなる。
この分野については、これ一冊ですべて網羅しているが、基本的には思考法に関する本と分類していいだろう。

文章がリズミカルで小気味良い。

知的トレーニングは人から学ぶのではなく、自分で自己研鑽しながら独学で開発し、維持向上することがわかっている人には、実に面白い本だと思う。
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by seikouudokunohito | 2012-12-16 18:18 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

図解発想法   

2012年 11月 06日

図解発想法/西岡文彦/JICC出版局/1984


物事をイメージで発想しようとする人のための発想法の本である。

詩人の谷川俊太郎が推薦文を書いている。

デザイナー、クリエイター、詩人、美術評論家などに役立つ本だと思う。

ただ、この本の唯一の難点は、文章での説明が長いことだと思う。
図で発想するのであるから、説明もイメージ中心でよかったのではないかと思うのだ。
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by seikouudokunohito | 2012-11-06 13:52 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

イメージ生産の技術   

2012年 10月 27日

イメージ生産の技術/西岡文彦/別冊宝島48/1985

本書の最初に、詩人、画家、コピーライター、デザイナーになるための入門書とある。
似たような本がそこら中にある中で、この本は別格である。

イメージを言葉にする、イメージを画像にする
ことの必要性に直面されている方は、素直に読んでみてはどうだろうか。
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by seikouudokunohito | 2012-10-27 07:41 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)

続・発想法 KJ法の応用と展開   

2011年 08月 22日

続・発想法 KJ法の応用と展開/川喜多二郎/中公新書/1970

KJ法が金になる木だとわかって出版された本だと思われる。
この本は、「現在の危機的状況を打開するために」と題する内容から始まっている。
1970年はこの国がまだ高度成長期だった時代である。
KJ法の正しい理解が直面する問題にそんなに重要なのだろうか?そして、KJ法はすべてに万能なのであろうか?私は、疑問に思う。
アマゾンのブックレビューも相変わらず肯定的かつ賛美するコメントばかりである。
かなり辛辣に書いてしまったが、製造業の工場や品質管理部署においては購入しておくべき本ではないかと思う。
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by seikouudokunohito | 2011-08-22 16:28 | 書評 知的生産技術 | Comments(0)