日本史の参考書の選び方   

2011年 07月 02日

日本史の参考書の選び方

何気なくみた新聞広告から、「詳説日本史研究」という本が山川出版社から出版されていることを知った。
編集者に4人の名前がある。
佐藤 信 (編集), 高埜 利彦 (編集), 鳥海 靖 (編集), 五味 文彦 (編集)

さて、ブックレビューの中にこんなコメントがある。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4634011018/ref=cm_cr_dp_synop?ie=UTF8&showViewpoints=0&sortBy=bySubmissionDateDescending#R1TZWRD718PS40
5つ星のうち 5.0 高校日本史の標準的副読本, 2010/10/10
By 時代錯誤 "山水" (栃木県) - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 詳説 日本史研究 (単行本)
最近は、高校でさえ理系文系に分かれて授業をしていると言う。高校の教程と言うものは、その後の人生の知的基盤として、全くの土台中の土台といえる。この様な課程で、理系・文系などに分けられる等という事は、その人間の知識の基盤が、形成されない事に他ならない。受験が、全般的知識の質を、劣化させている事は以前から指摘されていたが、単なる記憶だけでなく、真の理解を含んだ知識に成ることが肝心な事だ。高校時代に本当の頭の使い方を習う事は、単なる、教え込まれたり、一夜漬けの暗記より、遥かに応用の効く、重要な知的生産の技術になるからだ。高校生の劣化と一緒に、教える方の教員の劣化も付随しているから、問題は深刻だ。

この日本史研究は、教科書の「日本史」の副読本として書かれたという。先史時代から現代に至るまでの概略が、ごく簡単に叙述されている。歴史的な流れの、大まかの概要を知るには、適した副読本であろう。しかし、難を云えば、説明の内容が浅く、平板すぎる事であろう。平安時代の文学作品や、平安末期から鎌倉中期に掛けての、宗教著作、歴史著作、随筆集、物語集、などの、著作名だけは挙げられるが、時代背景の中に於ける、それらの著作の意義、なども、詳細に分析展開されるべきだろう。また、時代の流れ、権力構造と武力、一般民衆の職業と階級などの社会構造、食料生産と土地所有・時代に於ける権力重心の変移、歴史的事件が起こった時代の、要因と背景が、深く分析されていない。高校教科書の副読本として書かれた訳だが、その辺までの、歴史観としての、密度を持つ事が必要だと思う。

理系に進んだとしても、個人的に深く「日本史」を独学する人は居るにしても、教程上は、理系に進む人に取り、「日本史」を学ぶ機会は、是で終りなのだから、密度の高い、高度な歴史眼を身に付けられる様な、副読本とすべきなのである。内容をもう少し深くして、この二倍のページ数が有って好い。千ページを超える、副読本にすべきだろう。岩波の「日本通史」の様な、膨大な歴史講座があるが、それを通読する人は、社会人には数少ないだろうから、この様な手軽な通史で、依り内容の濃い物が必要なのである。 レビューを評価してください


5つ星のうち 1.0 戦後左翼教科書の代名詞, 2009/9/21
By 聴雪 - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 詳説 日本史研究 (単行本)
日教組などの左翼教育によって、戦後日本人の歴史観は、全く歪められてしまった。
日本を歴史の悪玉と決めつける戦後教育を受けた日本人は、知らずのうちに自虐史観、東京裁判史観に蹂躙されてしまった。
小林秀雄は、学問は歴史に極まると言ったが、歴史と断絶した民族は、もはや同じ民族ではない。
戦後60年以上が過ぎ、今、日本人が自分たちの歴史を取り戻さなければ、日本は日本でなくなるだろう。



そして、編集者の出自が気になり、検索してみたら、やはりもともと日本人ではない人が歴史教育に係わっていることがわかるのである。

http://vriend.jp/t/1282768450/l

日本史は、民族の歴史である。
従って、この国の民族である人が語るに越したことはない。

そして、たぶん、二度と山川出版社の本を読むことはないと思う。
[PR]

by seikouudokunohito | 2011-07-02 07:45 | 書評 歴史 | Comments(0)

<< 天と地 南京の実相―国際連盟は「南京2... >>