国民の芸術   

2017年 09月 15日

国民の芸術/田中英道/産経新聞社/2002

つくる会、3部作のうちの一冊。国民の歴史、国民の教育ばかりが目立った印象がある。
私は十数年前にこの本を書店で手に取り、買うべき本かどうか品定めした。当時は買わず、古書で1円のものを購入した。
この十数年間、政治や歴史について考える機会が増え、改めて学生時代に学んだことについて学び直し、最近、この本を図書館で借りて読み、所蔵すべき本であるとの結論に達した。
十数年前は買わないと決断したのに、なぜ今になって購入するのか?
当時は仕事に忙しく落ち着いて考える時間がなかった。今は、見出しを見ただけで、そういう見方が必要だ、子孫に語り継ぐべきだと思うようになった。
私は、この本を通じて、自分の変化に驚いている。
ものの見方は、すべてに通じることである。書評での評価は今一つ芳しくないが、この本は、深く考える人には著者の意図が受入れられるのではないか。
この本の凄さは、年輪を刻まないとわからない、そう私は思っている。
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# by seikouudokunohito | 2017-09-15 06:57 | 書評 建築・美術 | Comments(0)

朝日新聞と私の40年戦争   

2017年 08月 30日

朝日新聞と私の40年戦争/渡部昇一/PHP研究所/2015

論壇デビュー当時の渡部昇一を新聞紙面でありもしない論争をでっち上げて批判、渡部昇一を陥れようとした朝日新聞の偏向捏造の手口と経緯が読める。
見出し、小見出し、ベタ記事の傾向分析もある。偏向捏造の手口がバレた場合は、大筋で反論するのだそうだ。見出しや小見出しで印象操作する手口は今も変わっていない。
朝日新聞を懲らしめようと思っている人は是非読むべきで、朝日新聞記者から報道被害を受けた企業、団体、個人は常備すべき一冊だろう。
また、アマゾンの書評にても、本書を絶賛する方が多い。それは、本書にかける著者の意気込みが並々ならぬものだったことを示している。


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# by seikouudokunohito | 2017-08-30 08:16 | 書評 マスメデイア | Comments(0)

日本がつくる新たな世界秩序   

2017年 08月 27日

日本がつくる新たな世界秩序/渡部昇一/徳間書店/2015

タイトル的には現代的視点から書かれた政治の本と読めるが、中身的にはプロパガンダ戦を意識した歴史書。
南京虐殺、歴史認識論争において弱いアメリカ、移民受入れは先住民虐殺によって拡大したなどについて、歴史的側面からわかりやすくまとめた本。
歴史に関心ある方なら、筋が通った歴史書として一読しておくべきだ。


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# by seikouudokunohito | 2017-08-27 19:33 | 書評 歴史 | Comments(0)

サルでもわかる 日本核武装論 (家族で読める family book series 006) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)   

2017年 08月 13日

サルでもわかる 日本核武装論 (家族で読める family book series 006) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)/田母神俊雄/飛鳥新社/2009


北朝鮮がミサイル実験を繰り返す中、我が国がどういう考え方、過程を経て核武装実現すべきか、実務的視点から書かれた本。
その辺にいる言論人が知ったかぶりして書いたものよりは単刀直入かつわかりやすい。


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# by seikouudokunohito | 2017-08-13 12:57 | 書評 軍事 | Comments(0)

「闇の奥」の奥 コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷   

2017年 08月 03日

「闇の奥」の奥 コンラッド・植民地主義・アフリカの重荷/コンラッド/藤永茂訳/三交社/2006

ベルギー国王レオポルド二世によるコンゴの私的支配、それも現地黒人を奴隷化した地下資源収奪を告発した歴史書。
イギリスは、この時代既に、奴隷貿易をやめているとされるが、遅れて植民地支配に乗り出したベルギーの暗部が垣間見える本である。


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# by seikouudokunohito | 2017-08-03 08:36 | 書評 歴史 | Comments(0)

言ってはいけない 残酷過ぎる真実   

2017年 06月 27日

言ってはいけない 残酷過ぎる真実/橘玲/新潮新書/2016

扱う素材は面白い。が、提示するデータの素性は外国もしくは動物関係のデータ。これでは、説得力は今一つ。
著者は作家だそうだ。
話題の書であることは認めるが、私の評価は今一つとさせていただく。金を出して読むほどの本ではない。


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# by seikouudokunohito | 2017-06-27 18:44 | 書評 教育 | Comments(0)

大本営発表  改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争   

2017年 06月 21日

大本営発表  改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争/辻田真左憲/幻冬舎新書/2016

大本営報道部の戦果の誇大発表、損害の過少発表だけでなく、その組織構造的な問題点について調べた労作。
大本営報道部で、陸軍報道と海軍報道が終戦直前まで独立して存在していたことが、大本営報道問題の最大要因であるが、彼らが新聞社から接待漬けで、かつ陸海の作戦課との板挟みに遭い、まともに仕事をする気がない集団であったことが伺える。

こういう過大戦果、損害の過少発表に係わった、特に、海軍軍人が係わった戦史叢書等については、その人物が如何なる人物だったのか?戦後もいい加減なことをしていないか、アメリカの協力者ではないのか、の視点から、厳密にチェックする必要があるだろう。


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# by seikouudokunohito | 2017-06-21 16:27 | 書評 軍事 | Comments(0)

英国機密ファイルの昭和天皇   

2017年 06月 16日

英国機密ファイルの昭和天皇/徳本栄一郎/新潮文庫/2009

大東亜戦争前後の昭和天皇を取り巻く、諸情勢について、英国史料を中心に分析した本。
昭和天皇は、吉田茂大使に、日英戦争回避を託したそうだが、その吉田茂は、政府の意向を確かめもせず、好き勝手に交渉した、つまり、戦争回避ではなかった可能性がある。
さらに、白洲次郎については、戦後、英国利権の代弁者として記述されており、吉田茂、白洲次郎のダーテイな部分を知る手がかりとなりそうな一冊と言えそうだ。


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# by seikouudokunohito | 2017-06-16 04:48 | 書評 歴史 | Comments(0)